ルアーでの通天湖ボトム攻略法を紹介
冬場の通天湖ではボトムにトラウトが行く傾向があり、ボトムもしくはボトムより少し上のレンジの攻略が重要になります。

- 釣果を伸ばすコツとして、フォールやステイ中のラインの変化でアタリを取ること、自然なフォールを意識すること。
- ただし、日中に日が差すと中層〜表層に浮いてくることもあるので、こまめなレンジチェックが大切!
- 通天湖ホームページのコンディション欄に毎日の気温、水温、天候などお知らせしております。また、その日によく釣られたお客様からポイントなどを伺いお伝え出来る限り掲載していますのでご参考ください。
タックルセッティング:感度と強度
●大物とのやり取りが前提の通天湖では、【繊細なアタリを取り、パワーで負けない】セッティングが不可欠です。
- ロッド: 6ft前後,SUL〜Lクラス(感度重視、ボトム感知しやすいもの)
- リール: 1000〜2000番(軽量・ドラグ性能重視)
- ライン: PE0.2〜0.4号+フロロリーダー1号前後【高比重PE(シンキングPE)風の影響を抑え、ルアーを浮かせない】
Specialist Eyes
- 冬の微細なバイトはPE必須。ただし、PE特有の「浮力」と「風」を計算に入れ、1号程度のリーダーで結束強度を確保するのが通天湖スタイル。【大型の急な突っ込みを糸の伸びで吸収】
- 高比重PEの方が、風に影響されにくく、フォール中は真っ直ぐにラインが張るので、フォール狙いではアタリが出やすいです。
- しかし着底してステイ状態になると、高比重PEは底にべったりとついてしまうので、根掛かりし易く、フローティングPEの方がアタリが分かりやすいです。また高比重PEの方がラインの強度が低いといったデメリットもあります。
- PEラインとリーダーの結束強度の確保については、摩擦系ノット(FGノットなど)がお勧めです。
- エステルラインが近年、感度の良さからエリアトラウトでも多く使われてきてますが、通天湖では強度の不安があるので、お勧めできないです。

ルアー別攻略法
マイクロスプーン(縦釣り系) :ラインで獲る「点」の攻略
- 重さは0.5g~1.5gぐらい
- ロデオクラフトのチャチャ、ティモンのブング,デカブング、ロブルアーのバベル各種,バベコンなど。色はオレンジ、チャートリュース、ピンク、ベージュなどが定番


ティモン(ブング)

ロブルアーのバベル
基本アプローチ
1.ボトムバンプ
- 着底後、ロッドを拳一つ分煽って跳ねさせてフォール→ボトムステイ、これを繰り返します。通天湖の冬の基本パターンで、特に桟橋などで有効。
- トラウトの反応を見ながら跳ねさす高さ、フォール時のテンションのかけ方、ボトムステイの時間を変える。
- フォールの時に不自然な動きが出ないようにするのがポイントで、ラインの動きを見てアタリをとる。
- 活性が低い場合はバンプの高さを抑え、ステイ(止め)を長めにする。
2.ボトムのデジ巻き
- 着底後、リールを半~1回転巻いて底から浮かせ、止めてフォール
- 着底したら少しボトムステイして再びリールを巻いて…を繰り返す。
- 反応を見ながらリールを巻くスピードや長さ、ボトムステイの時間を変える。
3.リフト&フォール
- 着底後、ロッドを立てて持ち上げる(リフト)
- ロッドを止めたまま、もしくはゆっくり倒しつつフォール
- 着底したら、またリフト…を繰り返す。
- 反応を見ながらリフトのスピードや幅、フォールのテンション掛け方を調節する。
4.ズル引き
- ボトムをズルズルと擦るようにゆっくりと引いてくる。
- ズル引き出来ているかわからない時など、時々止めて確認。
- 時折意図的に止めて、長めにボトムステイする方が良い場合もあり。
5.ボトムトレース
- ボトムのすぐ上をなぞるようにゆっくりと引いてくる。また軽いルアーの場合、かなりゆっくり巻いても浮き上がる事があるので、その場合は数回巻いたら止めて着底させる。またゆっくりと巻いて…を繰り返す。
- 一定の層を引くスピードは、ルアーの重さや形状に左右されるので、浮き上がりすぎてるかもと思ったら、止めてフォールの間を確認。
✡ コツと注意点
- フォールは自然に:ボトムバンプ、デジ巻き、リフト&フォールなど、縦の動きで誘う場合は、フォール時に不自然な動きが入ると警戒されるので、テンションの掛け方に注意。
- アタリはラインで:フォールやステイでのアタリは、ロッドや手元まで伝わりにくい事も多いので、ラインを見て、不自然な動き(スッと張ったり、テンションが抜ける、揺れるなど)でアタリをとる。
- 活性が低い時は変化を:動きを少なくしたり、ステイの時間をぐっと長めにしたり、あるいは逆に速い動きを入れてリアクションバイトを誘う。
フェザージグ:動かさない勇気「食わせ」の最終兵器
0.5~2gぐらいで、フライの素材(マラブー、ラビットファーなど)を使い、主にジグヘッドなどに巻いたタイプなど。色はオレンジ、チャートリュース、ピンクなどの派手系に加え、地味なナチュラル系も有効。
基本アプローチ
1.ボトムトレース 2.ボトムのデジ巻き 3.リフト&フォール 4.ズル引き 5.ボトムトレース
o1~5についてはマイクロスプーンと同様なので、上記のマイクロスプーンの釣り方を参照。
6.チョンチョンアクション
- ロッドを軽く上下に動かして、フェザーを小さく跳ねさせる。
- その後、しばらくステイ(止め)して、またロッドを…を繰り返す。
7.リフト&巻きフォール
- 着底後、ロッドを立てて持ち上げる(リフト)。
- ロッドを立てたままフォールに入り、デッドスローにリトリーブを入れる。
- 着底したら、しばらくステイして、またリフト…を繰り返す。
- フォール時にリトリーブすることで、ゆっくりと長く誘える。
✡ コツと注意点
- マイクロスプーンよりスローに:ボトム付近でのフェザージグの扱い方はマイクロスプーンと共通することが多いですが、素材となるフェザーが柔らかく動きやすい分、よりゆっくりと動かした時に、フェザーの微妙な動きが出て効果的。
- ボトムステイは長めで:フェザージグの場合、ステイ中でもフェザーがゆらゆらと動いて誘うので、長いステイができ、ズル引きやボトムトレース中のステイも有効。
- 微妙な動きで誘う:リトリーブ中、あるいはフォール中に、ロッドを持つ手の人差し指の先で、ブランクをトントンと叩いて、フェザーに微妙なアクションを入れて誘うなどのやり方も。
シンキングクランク,シンキングミノー
色はマットカラーやクリア系が定番で、深場ではグロー系が良い場合も。
基本アプローチ
1.ボトムトレース
- 着底後、ロッドを煽って少し浮かせ、ボトムより少し上をなぞるようにゆっくりと巻く。
- 使うルアーによって一定の層を引けるスピードが変わるので、巻きながら調節する。
- 狙った層を引けているかわからない時は、止めてフォールさせるなどして確かめる。
2.ボトムノック,ズル引き
- 着底後、ゆっくりと巻き、ボトムを這わすように動かす。
- リップ付きプラグの場合、特性上、左右に首を振り、底にリップがコツコツと当たるように動き、底がやわらかかったり泥質の場合は、リップを底に擦りながら進むような動きになることも。
✡ コツと注意点
- あまり長いステイは注意:プラグ系のルアーは、あまり長い間ステイさせると見切られることも。
- シンキングスピードを使い分ける:早く沈むタイプの方が着底など手っ取り早く、SS(スローシンキング)タイプの方が着底に時間がかかりますが、ボトム付近をよりゆっくりと動かすのにはSSの方が向いてる。
- アクションを入れて誘う:ミノーやシャッドの場合、時折トゥイッチなどアクションを入れてリアクションバイトを誘うやり方も。
- ラインとロッドの相性も注意:リトリーブ中心の釣り方の場合、張りが強めのロッドを使うと、伸びの少ないPEラインだとアタリを弾きやすいことがあり、フロロカーボンやナイロンラインの方が相性が良いケースも。
ウッサ(ロデオクラフト)
ロデオクラフトのウッサはシンキングクランクの一種ですが、オーバーヘッドリップで通常のクランクとは逆向きにリップが付いていて、巻くと浮き上がるタイプ。超スローリトリーブにも対応。

基本アプローチ
1.ボトムトレース
- 着底後、あまり浮き上がらないスピードを保ちながら、ボトムより少し上をなぞるようにゆっくりと巻く。
- 時々リトリーブを止めて着底させ、狙ったポジションでボトムトレース出来てるか確かめる。
2.ボトムズル引き
- 着底後、浮き上がらないスピードでゆっくりと巻き、ボトムを這わす。
- 超スローリトリーブでもちゃんと動くので、ふわふわとした絶妙な誘いになる。
3.リトリーブ&フォール
- 着底後、数回巻いて浮き上がらせて、止めて着底を待つ。また巻いて…を繰り返す。
- フォール中、上向きに付いたリップが水の抵抗となり、ゆらゆらと漂うように誘うことができる。
- 縦の動きに反応が良い時に有効。
✡ コツと注意点
- リトリーブでの動きの上下が逆:普通のクランクがリトリーブで潜るのに対し、ウッサは浮き上がるので、少し慣れが必要。
- ほかのルアーの反応が悪い時に:独特の動きに加え、超スローな巻きに対応しているので、低活性時の切り札になることも。
- ボトム以外の層も:沈むタイプなので、着水からカウントして狙いのレンジまで沈めてリトリーブすることで、あらゆる層を攻めることが出来ます。
防寒対策:集中する為の超必須対策!
- 防寒着については、頭、耳の防寒対策としてフード付きや、山の上で天気が変わりやすいので、防水の防寒着がお勧め。
- 体温は首元から逃げます。ここを固めるだけで体感温度が劇的に変わります。首(ネックウォーマー)、鼻まで隠せる厚手のものを推奨。
- 湖の上での釣りは手足の末端が冷えやすく、足元は出来れば防寒のブーツ、手は防寒フィッシンググローブで、指先カットの少なめのもの、もしくは指先だけ脱着できるもの(サーティーフォー超高感度フィッシンググローブなど)がお勧め。
- アンカーの上げ下げで、手やグローブが濡れて冷たくならないように、フィッシンググローブとは別に、ビニールの手袋もあると便利。
- ボートの場合は席に霜が降りたり、凍結などもあるので、おしりに敷く発泡材などのマット、クッションがあると撥水と断熱に良い。
- 寒い日はロッドのガイドが凍ってしまうことがあるので、小さなマイクロガイドより、少し大きめのガイドのロッドの方が、凍り付きにくい。
【まとめ】
- 冬の通天湖におけるトラウトのボトム攻略では、低水温により魚が底に集まる傾向があるため、ボトムまたはボトム直上のレンジを狙うことが基本戦略となる。
- 推奨タックルは、感度を重視した6ft前後のSUL~Lクラスのロッド、ドラグ性能重視の1000~2000番リール、アタリを察知しやすいPE 0.2~0.4号にフロロリーダー1号前後を組み合わせたラインシステムである。
- ルアー別メソッドとしては、マイクロスプーン(ボトムバンプ、デジ巻きなど)、フェザージグ(スローな誘い、長めのステイなど)、シンキングクランク・ミノー(ボトムトレース、ボトムノックなど)、ウッサ(シミーフォールなど)が効果的。
- 釣果を伸ばすコツとして、フォールやステイ中のラインの変化でアタリを取ること、自然なフォールを意識すること。
- 防寒対策は最も重要!「寒さを我慢するのが釣り」ではありません。「寒さを忘れるほど快適な装備で、釣りに没頭する」のが通天湖で大物を釣る最短ルートです。
- 寒いと生理現象が鬱陶しいですが、我慢は体に大敵です。土日はボート乗降をサポートしていますが、気にせず何度でもご利用ください。




